歳時・・・四季折々の年中行事などをまとめてみました


旧暦では春たけなわ、様々な春の花が咲く頃。草木が「いよいよ生い茂る」という意味の「いやおい」から変化した、などといわれます。
  • ひなまつり
    (3月3日) 
  • 東大寺二月堂 お水取り
    (3月12日)
  • 春日祭(3月13日)
  • ホワイトデー
    (3月14日)
  • 春分の日(3月20日)
ひなまつり(3月3日)

ひなまつり

ひな祭り(雛祭)は、女の子の健やかな成長を願う行事です。女の子のいる家庭では、雛人形を飾り、白酒・ひし餅・あられ・桃の花などを供えて祭ります。
◆上巳・桃の節句
上巳(じょうし)は旧暦3月3日の節句で、桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも呼ばれました。 上巳とは3月の最初の「巳(み)」の日のことです。古代中国では、上巳の日に川で身を清め不浄を祓(はら)う風習がありました。のちに節日は3月3日に固定され、3が重なることから重三(ちょうさん)ともいわれました。 日本には王朝時代にこれらの行事が取り入れられ、やがて紙で小さな人形・形代(かたしろ)を作り、そこにけがれを移し、川や海に流してお祓いをするようになりました。現在でも「流し雛」の風習に名残りが見られます。 上巳の厄祓いの形代が、女の子が紙の人形や調度で遊ぶ「ひいな遊び」と合体し、ひな祭りとして発展していきました。室町時代には、端午(たんご)が男児の節句であるのに対して上巳は女児の節句とされ、江戸時代に入ると民間にも広まって雛人形を飾るようになり、時代を経て豪華な段飾りの雛人形も登場してきました。

東大寺二月堂 お水取り (3月12日)

東大寺

奈良の東大寺二月堂では、3月1日から修二会(しゅにえ)の本行が始まり、14日間にわたって華麗な水と火の行法(ぎょうほう)が行われます。もともと旧暦の2月1日から始まる本行でしたので「修二会」と呼ばれ、二月堂の名の由来にもなりました。古くから「修二会が終わると春がやってくる」といわれるように、関西に春を呼ぶ行事です。

本行では、練行衆(れんぎょうしゅう:修二会に参加する僧侶)が人々に代わりご本尊・十一面観音菩薩に懺悔(さんげ)し、全ての罪障の消滅と仏神の加護を願い国家の安泰を祈ります。 修二会の中でも著名な「お水取り」が行われる12日の夜(現代の時刻でいえば13日の早朝)には、通常より大きな松明(たいまつ)が上げられ、練行衆が閼伽井(あかい)から1年間の香水を汲み上げご本尊にお供えします。 お水取りの儀式の後に達陀(だったん)の行法が行われ、大松明を持った練行衆が本道の回廊を駆け回ります。参拝者は、この火の粉を浴びると無病息災でいられるといわれ、燃えさしを拾ってお守りにする人もいます。

春日祭 (3月13日)

春日祭

春日祭(かすがまつり)は奈良の春日大社の例祭で、葵祭、石清水祭とともに三大勅祭(ちょくさい:天皇の命令によって営まれる祭)に数えられます。850年(嘉祥3年)に始まり、古くは旧暦2月と11月の「申(さる)」の日が祭日でしたので「申祭」ともいわれます。
祭儀は王朝絵巻さながらに行われます。勅使(天皇の命代)が神饌(しんせん)供え、祭文を奏上し、祖神とともに直会(なおらい・神饌を下げて酒食する宴)を行い、五穀豊穣、国家安泰、国民の繁栄を祈ります。

ホワイトデー (3月14日)

ホワイトデー

バレンタインデーの1カ月後を「ホワイトデー」と呼んで、お返しとして男性から女性へキャンディやマシュマロをプレゼントしますが、これは日本独自の習慣です。

日本でバレンタインデーが定着したのは1970年代。やがて若い世代に「お返し」の風潮が生まれると、女性雑誌の投稿をきっかけに、老舗のお菓子屋さんが「バレンタインデーのお返しの日をつくって商品をPRしよう」と企画。2月14日の1カ月後になる3月14日を「お返しの日」とし、マシュマロをお返しの品としてキャンペーンしました。 当初は「マシュマロデー」としていましたが、お菓子業界がクッキー、キャンディ、ホワイト・チョコレートなど、様々なお返しの品を掲げ宣伝販売するようになり、全国飴菓子工業協同組合が「ホワイトデー」として催事化し人気行事となりました。

春分の日(3月20日)・彼岸

ぼたもち

「春分の日」「秋分の日」には、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。彼岸(ひがん)の中日(ちゅうにち)でもあり、「寒さ暑さも彼岸まで」といわれるように、寒気や暑気が一段落してしのぎやすくなる頃です。 祝日法では、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされ、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」日とされています。
・彼岸
「春分の日」と「秋分の日」を中心とした、それぞれ前後3日間の計7日間が「彼岸」です。春分の日・秋分の日を「彼岸の中日」といい、彼岸の初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」といいます。 彼岸はもともと仏教用語です。現世と来世の境を川にたとえ、煩悩の多い現世を川のこちらの岸「此岸(しがん)」、悟りの境地である来世を川の向こう岸「彼岸」と呼びます。
【 春彼岸 】 
3月17日:彼岸入り
3月20日:彼岸の中日(=春分の日。祝日)
3月23日:彼岸明け
仏教では、西の彼方に極楽浄土があるとされています。春分・秋分には太陽が真西に沈むので、極楽浄土の場所がよくわかり阿弥陀仏を礼拝するのにふさわしい、また昼夜の時間が等しくなるので「中道」の教えにかなう、などと考えられてきました。 一般の家庭でもお仏壇を清め、お供えをして、ご先祖様のお墓参りに行きます。これらの彼岸の習慣は日本独特のもので、仏教の発祥地・インドや、日本に多くの行事を伝えた中国にも無いそうです。 「寒さ暑さも彼岸まで」の言葉のように、彼岸は季節の節目です。農作業の区切りとして行われていた祭りなどが仏教と結びついて、年中行事として定着したのであろうと考えられています。




お花見スポット 神奈川
三ツ池公園 三ツ沢公園 三溪園

三つの池を中心に盆地状の公園で古くから桜の名所として有名です。ソメイヨシノの他、78品種ものサクラがあり、比較的長い間、花絵巻が楽しめ、「日本桜名所100選」にも選ばれています。

公園の北側のなだらかな丘に約1,370 本のソメイヨシノが植えられており、通称「桜山」と呼ばれています。 スポーツ施設が中心の公園ですが、周辺は樹林も濃く、花壇では四季折々の花が楽しめます。

日本式庭園で園内随所に約300本の桜があります。
美しい夜桜に加え、旧燈明寺三重塔のライトアップなどがお楽しみいただけます。



3月のいろいろ
旧暦の名称 弥生(やよい)
桜月(さくらづき)
花見月(はなみづき)
旬の味わい 【魚】 サワラ、サヨリ、ニシン、ホタルイカ、マダイ、サザエ、ハマグリ
【野菜・果物】ウド、カラシナ、新キャベツ、タケノコ、ナバナ、ヨモギ、ワカメ、イヨカン 菓子
【お菓子】ひし餅・雛あられ・草餅(ひな祭り)、ホワイトチョコレート・マシュマロ・キャンディ(ホワイトデー)、十六団子、ぼた餅(彼岸)
3月の誕生石 ・石言葉 アクアマリン ・・・聡明、沈着、勇敢
サンゴ(珊瑚)・・・長寿、幸福
3月の誕生花・花言葉 スイートピー・・・やさしい思い出、恋のたのしみ、門出
チューリップ・・・思いやり、恋の宣言、博愛、名声